高速道路無料化に反対する署名活動始まる
一方、商船三井傘下の関西汽船(大阪市)とダイヤモンドフェリー(大分市)は10月9日、親会社を設立したうえで、営業活動を一本化すると発表した。早ければ3年後に経営統合を目指すという。業績が苦戦する中、体制を改めて整備し直し、効率化を進めようという狙いだ。
全国のフェリー会社など約600社で作る日本旅客船協会は10月21日、新政権が掲げる高速道路無料化に反対する署名活動を始めた。「経営を圧迫する高速道路無料化には断固反対する」と呼びかけ、全国でスクラムを組み、徹底抗戦する構えだ。「高速道路だけを重視する政策は不公平」との声はバス業界からも強まっており、新政権にとってはいっそう重い課題になってきた。