総務省が2009年10月30日に発表した9月の労働力調査によると、完全失業率(季節調整値)は前月に比べて0.2ポイント低下して5.3%になった。2か月連続で改善した。
完全失業者数は363万人で、前年同月に比べて92万人増えた。11か月連続の増加。自己都合退職が6万人増えたのに対して、倒産やリストラなどで失業した「勤め先都合」の退職者は51万人増えた。就業者数は6295人で、前年同月比98万人の減少。減少は20か月連続。
また、厚生労働省が同日発表した9月の有効求人倍率(季節調整値)は、前月比0.01ポイント上昇して0.43倍だった。上昇は2007年5月以来、2年4か月ぶり。7、8月は0.42倍と2か月連続で過去最低を記録していた。