1つのバッグが何通りにも変身 不景気で売れまくる「着せ替えバッグ」

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パーティ用バッグがなくて困った経験から生まれた

毛足の長いフェイクファーを使った「バッグカバー」
毛足の長いフェイクファーを使った「バッグカバー」

   使い古した鞄にかぶせるだけでおしゃれなバッグになるのは、「バッグカバー」。毛足の長いフェイクファーの生地を筒状にしたもので、上下にゴムが入っている。上部にヒモがついていて、バッグの取っ手に固定する。牛柄、ヒョウ柄、鮮やかなピンクといった17柄、3サイズを展開する。フェイクファーはゴージャスな印象があり、パーティバッグとして使うこともできる。

   販売元の「もこりんご」木野下英樹代表は、

「東京で会社勤めをしていた妻がパーティ用のバッグがなくて困ったことがあり、その経験を元につくりました」

と明かす。

   09年1月にネット販売をスタートし、地元福岡でメディアに紹介されて話題になった。当初は10、20歳代のお客を想定していたが、実際には30~50歳代のお客が多いそうだ。今では北海道から福岡まで注文が入り、100個売れる月もある。木野下さんは、不景気になって新しいバッグを買い換える人が減っているためではないか、といっている。

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