ネットブックだと小型電池4本で約3時間使える
結果的にエタノール方式の東芝よりも、独自の水素発生剤を使うGSユアサ陣営の燃料電池の方が出力が大きく、それゆえに燃料電池本体を小さくできるメリットがあるのだという。GSユアサ陣営の燃料電池は携帯電話の充電だけでなく、その場で発電しながらパソコンに電力を供給することもできるといい、屋外電源として使える本格的なものらしい。
GSユアサ陣営の水素発生剤のカートリッジ(縦横1センチ、高さ3.5センチ)を燃料電池本体(縦横1.9センチ、高さ5センチ)に装着すれば、携帯電話を2時間でフル充電できる。ネットブックの場合は、小型燃料電池4本で約3時間使える。目標とする販売価格は燃料電池本体が2000円程度、カートリッジが100円程度で、コンビニなどでの販売を目指すという。
一方、東芝の燃料電池は燃料電池本体が送料込みで2万9800円。燃料のメタノールは50ミリリットル入り5本が同3150円。本体は幅15センチ、高さ7.45センチ、奥行き2.1センチと、GSユアサ陣営に比べると大ぶりだ。メタノールを14ミリリットルのカートリッジに詰めると、携帯電話を2回フル充電できるという。