「情報の公開・透明化は、日本郵政の生命線」
一方、鳩山政権の閣議決定では、日本郵政グループに対して「更なる情報開示と説明責任の徹底を義務付ける」としている。そこで、フリージャーナリストの岩上安身さんが
「(郵政担当の)亀井大臣は記者クラブ以外の記者に対して開かれた会見を実践しているが、斎藤社長もクラブ以外の記者に対して、オープンな情報公開をしていただけるのか?」
と質問した。斎藤社長は「私は来たばかりで、どういう記者会見をしていたのかは存じていないが……」と断りながら、次のように答えた。
「閣議決定に書いてあるように、情報の公開・透明化というのは極めて会社経営の基本。特にこういう公益性の高い事業展開を行っている企業にとっては、それは生命線であると思っているので、公開については徹底していきたいと思っている」
斎藤氏は亀井静香郵政・金融担当相の強い要望で日本郵政のトップに就任することになったが、記者会見の開放という点でも、基本的に亀井氏と同じ方針をとっていくことを示した。