亀井氏「郵政の国営化ではない」 それでも進む「民から官」

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竹中氏「実質国有化としか読めない」

   郵政民営化を推進した竹中平蔵氏は10月25日に放送されたテレビ朝日の番組「サンデープロジェクト」で、ゆうちょ銀行に銀行法を適用しないようにして、株式売却を凍結し、中小企業に配慮した事業をさせるという閣議決定について

「実質国有化をして、財政投融資的なことをやらせるというようにしか読めない」

と指摘。「国有化なら、そうはっきり言うべき」という見解を示した。経済学者の池田信夫さんも次のように話す。

「取締役候補として名前が出た稲村さんは郵政民営化に反対した人だし、曽野さんも経営のことなんて分からないだろう。役員については、民間に引き受け手がないということもあるのだろうが、亀井大臣が進めていることは、実質的には公社化、国営化にほかならない」

   しかし、亀井担当相に「実質的な国営化ではないのか」とたずねると、

「馬鹿なことを言うやつもいる。(郵政の国営化とは)一度も言ったことないよ」

と「国営化」を否定した。亀井担当相の会見の模様をインターネット中継で見たという池田さんは、

「亀井大臣の言っていることはメチャクチャ。いかにメチャクチャかということが、生中継を通してよく分かった。それだけでも記者会見を開放した意味はある」

と話している。

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