電子ブック「キンドル」日本上陸  日本語ソフト発売ならブーム?

富士フイルムが開発した糖の吸収を抑えるサプリが500円+税で

価格は約2万5000円

   キンドルはこれまで米国限定の商品だったが、アマゾンは10月7日から日本を含む世界100カ国以上で279ドル(約2万5000円)で予約受付を開始、19日から商品の発送を開始した。アマゾンの創業者で最高経営責任者(CEO)のジェフ・ベゾス氏は「英語書籍を購入する顧客は全世界に何百万人といる」と、日本を含む世界市場へ投入する意義を語っている。

   100カ国以上でのキンドル販売と合わせ、アマゾンは購入できるソフトの充実も図った。米「ニューヨーク・タイムズ」、仏「ル・モンド」、独「フランクフルター・アルゲマイネ」などの欧米高級紙と並び、日本からは毎日新聞社が英文サイト「毎日デイリーニューズ(MDN)」を有料配信する。日本の新聞社がキンドルに記事を配信するのは初め。

   今回、日本に上陸するキンドルは英語対応のみのため、国内の購入者は限られそうだ。しかし、アマゾンは「どの言語にも対応することが長期的なビジョンだ」とし、日本語ソフトの導入検討を表明している。将来的に日本語対応が可能になった場合、反響を呼ぶのは間違いない。キンドル同様の電子ブックはソニーが米国で新機種を発売するなど猛追撃。米グーグルは英国の電子ブック関連企業と提携し、キンドルに対抗する姿勢を示しており、将来的には電子ブックの普及が進む可能性がある。

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