「金沢カレー」の人気急上昇 ダントツ「壱番屋」を追う

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ドロっとした濃厚なルーにカツとキャベツ

   「ゴーゴーカレー」の基本メニューは、「金沢カレー」。特徴的なのは、ドロっとした濃厚なルー。カレーの上にカツを乗せて、ソースをかけて食べる。つけあわせはキャベツの千切り。ステンレスの皿に盛り、フォークで食べるのが正しい食べ方だそうだ。

   ゴーゴーカレーグループのマーケティング担当者は、

「サブプライムローンで景気が悪化した08年秋から、全店舗で前年対比の売り上げが伸びています」

と好調ぶりを明かす。

   顕著なのが東京・新宿と秋葉原の店舗だ。全18席の新宿総本店は、1カ月の売上げが1000万円を超えているし、全16席の秋葉原店1号店は8月と9月は1300~1400万円だった。08年末にオープンした秋葉原中央通店(21席)も好調だ。

   平均客単価は750~800円。値段は他のカレーチェーンと大して変わらず、安くもないのに不景気下で客足が伸びている理由は何なのか。

   すると前出のマーケティング担当者は、

「クセになる味で、一度食べるとリピートするお客様が多いからでしょう。30歳代男性を中心にリピーターが多く、うちはそれで成り立っているとも言えます。オリジナルの特製ルーは金沢市内の自社工場で作っていて、全国の店舗と一部海外に発送しています。カレーに乗せるカツも手作りです。また、毎月5のつく日に配っている最大200円分のトッピングが無料でつけられる券は、回収率が高く、人気に一役買っていそうです」

といっている。

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