「沖縄旅行」に「月一すし40皿」 生活保護では「贅沢」なのか

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いったん貧困に陥ると抜け出すことが困難な構造

   母子加算については他にも批判が出ている。例えば、舛添要一厚労相(当時)が09年8月18日の演説で、「年越し派遣村」について

「4000分の求人票を持っていったが誰も応募しない。大事な税金を、働く能力があるのに怠けている連中に払う気はない」

などと発言したことについて批判を浴び、8月25日になって、会見で

「怠け者発言は、生活保護の母子加算の話をずっとやった時に基本的に言ったつもり」

などと釈明した。

   ところが、市民団体6団体が「母子世帯の実態と現行の母子家庭施策をまったく理解していない」などとして反発。発言の謝罪・撤回を求めた。6団体は、8月27日付けで送付した抗議文の中で

「生活保護を受ける母子世帯の4 割は、世帯主が育った家庭も生活保護を受けている。いったん貧困に陥ってしまうと、そこから抜け出すことが困難な社会構造が存在する」

などと主張したが、舛添氏は総選挙後も、

「現金給付は反対。チャンスと能力がきちんと担保されれば、しっかりやってもらえると思うので、いろいろなやり方があると思う」(9月8日会見)

と、母子加算の復活には否定的な見解のままだった。

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