加藤清史郎くんに「まいった」 「天地人」の上手すぎる演技

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   今最も勢いのある子役、加藤清史郎くん。NHK大河ドラマの演技の評判を機に注目を集め、出演するシリーズCMも話題に。ほかにも、歌手デビューも果たし、書き下ろし「作文」が掲載された書籍も発売されたばかりとあって引っ張りだこだ。その人気の秘密に迫ってみた。

   加藤清史郎くんは2001年生まれの8歳。デビューしたのは生後1歳1か月のことだった。TBS「皇室特番」の再現VTRで、皇太子様の乳児期役として出演した。3歳からは本格的に演技を学んでいるという。そして、2009年1月4日。清史郎くんは、NHK大河ドラマ「天地人」の主人公、直江兼続の幼少期・与六役として出演した。この1話と2話に出演した際の演技が、オトナたちの度肝をぬいた。

大河ドラマの主役・直江兼続の幼少期役でブレイク

トヨタCM「こども店長」シリーズも評判を呼んでいる
トヨタCM「こども店長」シリーズも評判を呼んでいる

   とりわけ印象的だったのは、阿部寛演じる上杉謙信と対峙する場面で、与六役の清史郎くんは、その顔を怒らせながら目に力を込めて、「わしは、こんなとこ、来とうはなかった」と言い放つシーンだ。また、母との別れの場面では「今日から、そなたは母の子ではありません」と言い聞かせられると、清史郎くんは「嫌じゃ」「与六は母の子じゃ。どこにもいかぬ」「嫌じゃー」と心底、泣きじゃくるのだった――。

   こうした演技に対して、演技力の高さがすぐさま評判を呼び、ネット上には「天才的な演技でしたね」「与六に釘付けでした。涙を流した顔を見る度私も涙しました」「7歳で(当時)あの演技は、すごいですよね」などと書き込まれていた。迫真の演技がオトナの胸をうったようだ。

   ちなみに、後日あったインタビュー番組で、清史郎くんは演技の秘訣を聞かれ、この場面をして、「大変です。泣くのは。僕が与六だとしたら、(母親とは)離れたくないと思う」と明かし、演じるときは役に入り込んでいる旨を話していた。それでも、気持ちを入れられずに泣けなかった場合には、「嫌なことを思い出します。たとえば、ママにしかられたとか」とおどけてみせた。

   一方、NHKによると、番組終了後には「演技が上手い」「泣かせる」「あの子は誰か」といった問い合わせが多々寄せられたといい、そうした評判を受けて、23話(6月7日)の回想シーンで再度の出演を果たしたという。そして、39話(9月27日)からは、直江兼続の長男役として、「異例」の再登場を果たしている。

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