トップは鳩山代表で12% 「好きな党首」モバゲー調査

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   「政党の党首で好きなのはだれ?」。鳩山政権の誕生から1か月後、携帯サイト・モバゲータウンがアンケート調査を実施したところ、1位は民主党の鳩山由紀夫代表(12%)、2位は自民党の谷垣禎一総裁(6%)、3位はみんなの党の渡辺喜美代表(4%)という結果が出た。首相になった鳩山代表はトップの座を確保したものの、「好きな人はいない」と答えた人が半数を超え、「麻生さんがいい」と前首相の名前をあげる人も目立った。

   アンケートは2009年10月16日~18日、モバケータウン内の意識調査コーナー「モバゲーリサーチ」で実施され、2万1367人が回答した。若者に人気があるサイトのため、10代と20代の回答が8割以上を占めている。モバゲーリサーチでは、総選挙が実施された8月末にも同様の調査を行っているが、そのときの1位は麻生太郎・自民党総裁(23%)で、2位の鳩山由紀夫・民主党代表(9%)に圧倒的な差をつけていた。

「好きな党首はいない」が半数以上

モバゲーの「好きな党首」調査で1位になった鳩山由紀夫首相
モバゲーの「好きな党首」調査で1位になった鳩山由紀夫首相

   今回の調査では鳩山代表が支持を伸ばし、1位になった。しかし支持率は12%で、前回の麻生氏の半分にとどまった。また「好きな人はいない」と回答した人は、前回40%だったのが、今回は55%に増えた。「いない」と答えた人の中には、「麻生さんが良かった」「麻生さんが好きだった」というコメントを付け加えた人も多く、モバゲーユーザーの間ではあいかわらず「麻生人気」が根強いことをうかがわせた。

   2位以下は、谷垣禎一・自民党総裁(6%)、渡辺喜美・みんなの党代表(4%)、山口那津男・公明党代表(3%)、志位和夫・共産党委員長(2%)、福島瑞穂・社民党党首(2%)、亀井静香・国民新党代表(2%)という順番。野党に下った自民党の谷垣新総裁は、前回調査でトップだった麻生氏の4分の1近い支持率しか得られていない。同様に、政権交代を機に党首になった公明党の山口代表も、太田前代表の半分の支持率にとどまった。

   年齢・性別による違いでは、前回も鳩山支持が多かった40代男性のあいだで鳩山代表の人気があり、全体の12%を大きく上回る19%という結果だった。また30代男性では、みんなの党の渡辺代表をあげる人が多く、鳩山代表(13%)につぐ2番目の支持(9%)を集めた。

   アンケートのコメント欄には

「結局、誰がなっても一緒でしょ?」
「庶民の気持ちなんて絶対分かってない」
「みんな無理。すべて口だけだもん」

という政治不信を訴えるコメントも数多く寄せられ、最近の各種世論調査での高い内閣支持率とは異なる様相を呈している。

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