介護食やメタボ予防食にも展開へ
イベントでは、浦野光人会長とフリーアナウンサーの木佐彩子さんが対談。木佐さんが
「冷凍食品では、うどんがおいしい。自分でゆでると大変ですし、冷凍食品では手軽に調理出来るのがいいですね。そういう意味では、冷凍食品のファンです」
とアピールする一方、
「ここ20年ほどは、うどんや米といった主食にも切り込んできています。これまであった『主食なので冷凍食品は避けたい』ということは払しょくしていきたいですね」
と、今後の展開について語った。イベントでは、「トマトと焼き茄子の冷たいスパゲティ」など、冷凍食品を活用した料理約20種類がビュッフェ形式で振る舞われ、参加者は舌鼓を打っていた。
イベント終了後、浦野会長はJ-CASTニュースの取材に対して、
「ここ20年でも大きな技術革新がありました。例えばコロッケや春巻。これまでは、冷めたらグシャッとなってしまっていたのですが、技術革新でこれを解消しました。チャーハンも、あの独特の香ばしい感じを出せるようになりました」
と「味の進歩」について強調する一方、今後の展開については、
「今回のビュッフェのように、冷凍食品に少し手を加えてアレンジすることで、冷凍食品の可能性は広がっていくということを伝えていきたいですね。夕食のメーンとしての利用はもちろん、多様なライフスタイルに合わせ、さまざまな『食のシーン』で活躍できる冷凍食品を作っていけたらと思っています。例えば、介護食やメタボ予備軍のためのもの。『栄養を取りながら低カロリーに抑える』というのは、通常の調理法では難しいことですので、冷凍食品の強みが発揮出来ると思います」
と意気込んでいた。