2000年頃から次第に、日本でもハロウィンが認知
個人のブログには、こうした期間限定のパッケージに「ハロウィンパッケージに惹かれて買っちゃいました」「ハロウィンバージョンのキョロちゃんです。なかなかかわゆい!」「期間限定でいろんなお菓子が出てて誘惑に勝てません」などと書き込まれていた。
このように、お菓子メーカーによるハロウィン商戦が沸いている理由について、ある業界の関係者は2000年頃から次第に、日本でもハロウィンが認知されてきたからだと指摘する。とりわけ、ディズニーランドで行われているパレードや東京・原宿で開催されているハローハロウィーンパンプキンパレードが毎年にぎわいを見せており、これらが火付けになったのではないか、という。
外国では、仮装してホームパーティを開くほか、子供たちが「Trick or treat.(お菓子をくれないと、いたずらするよ)」と1軒1軒をまわっていく楽しいお祭りだ。お菓子業界にとっては、バレンタインやクリスマスにも劣らない集客が見込めるわけだ。
そのため、前出の森永の担当者は、ハロウィンの市場規模について「06~08年の2年間で4倍に跳ね上がっている」と手応えを語る。また、別の関係者は「メーカーが主力商品のパッケージを変えて参入しているのは、ここに力をそそいでいる表れで、市場はこれからも広がっていくのでは」と分析していた。