「ルートをたどっていくと、かなりやばい筋」
押尾学事件には、大きな背後関係があるのではないかとの疑念もネット上では強い。そんな中で、こうした証言をする関係者も出てきた。
ある芸能プロの役員は、取材に対し、「背後関係が一番の焦点です」と明かす。
「ルートをたどっていくと、かなりやばい筋に行き当たります。ほかに、芸能人やスポーツ関係者も、捜査が進展するのかどうか、話題に上がっています。容疑者となりうる人物は、いっぱいいるんですよ。のりピーの事件と重なったのはたまたまですが、都合がよかったと思っている関係者もいるでしょうね」
週刊誌でも、事件当日に関わった関係者が複数いた疑いがあるなどと報じられている。ただ、クスリの事件は時間が経つと立証が難しくなることなどもあり、この役員は、どこかで捜査が打ち切りになる可能性が高いとみている。
芸能評論家の肥留間正明さんは、今後の流れについてこうみる。
「のりピーは、あれだけのアイドルとの落差があったので、数字を取れるとテレビ局が盛んに取り上げたわけです。しかし、事件性は、押尾学被告の方が圧倒的にあります。亡くなった女性のご両親が納得していないと注目されていますので、今後は、押尾に行く流れになる可能性があります。押尾事件は、不完全燃焼だったので、やっと火を吹き始めたところです。ただ、事件についてはやはり、やばいと思う人はクスリを抜いたりしているので、その広がりまで警察は立証できないのではないでしょうか」