「おれには関係ないんだよ。人がどう言おうと」
インタビューは、番組キャスターの小倉隆史さんが、「聞きたくても聞けなかったこと」というテーマで、視聴者の声を岡田監督にぶつける形で担当。実は監督は、終始不機嫌な様子で受け答えしていた。例えば、「W杯ベスト4に行ける?行けない?」というテーマで、ベスト4に否定的な視聴者のコメントが連続して流れ、100人中81人が「行けない」という結果が画面に映し出されると、岡田監督は
「いや、人がどう思おうと関係ないから、おれには。おれたちはベスト4に行くし、行けると信じてやってるだけだから」
と、ムッとした様子。小倉さんが「その(視聴者の声の)中には『裏付けがあってのベスト4なのか』という…」と聞こうとすると、岡田監督は、それをさえぎって
「裏付けって何なの?ドイツがベスト4行く裏付けって何なの?じゃぁ、ブラジルがベスト4行く裏付けって…。過去の実績だったら、それは(ベスト4は)あり得ない。しかし、新しいことにチャレンジするということは裏付けなんて何もない訳だよ。『ベスト4?そんなん無理だよ』って思った瞬間に何も起こらない」
と、一気にまくし立てた。
さらに、視聴者アンケートで「日本代表に呼んで欲しい選手」として、石川直宏選手などが挙がっていることについては、
「申し訳ないんだけど、おれには関係ないんだよ。人がどう言おうと。そういうことに左右されないで決めることが代表監督にとって必要な訳で…。人に何を言われようが、自分がいいと思う選手を選んでいかないといけない」
と色をなした。このあたりが、前出の「人事は監督の専権事項」だという点に関連している可能性もありそうだ。