橋下大阪府知事も知事会を批判していた
記者から、知事会を脱会するのかと問われると、制度上で簡単に脱会できないならば、知事会とは別に
「地域自立のための運動を起こしていく」
と明言した。新しい「知事連合」についてはまだ知事の誰にも話していないが、知事会メンバーの中に思いを同じくする優秀な人もいるため、必ず共鳴してくれる知事が出る、としている。
この発言に同県の広報局は、
「学者として長年活躍してきた知事ですので、そういう視点から捉えた知事会の姿であり、川勝知事独自のアプローチだったのでしょう」
と説明した。
もっとも、川勝知事に批判されたことについて、全国知事会事務局は、
「特に知事会内で議論が起きている様子はない」
とそっけない。
知事会を批判する知事が出るのは珍しく、2009年夏の橋下徹大阪府知事くらいしか記憶にないという。衆院選で全国知事会が各政党の衆院選マニフェストを採点するかどうかで揉め、橋下知事は「政権与党に牙をむくことが本質的にできない機関」「知事会は行政的だ」などと記者団に語っていた。