各社の低価格路線に押され、客足も伸び悩み?
衣料品も、子会社化した長崎屋の調達ルートを生かし、高品質・低価格の商品開発を目指す。一部ではカジュアル衣料品店「ユニクロ」のように調達、生産、販売まで一括管理するSPA(製造小売り)の手法を使う考えで、同じ商品の価格なら大手スーパーなどより最低でも約1割安い価格設定にするという。
同社はもともと、売り場の美観などにこだわらず、商品の安さにこだわる若者層を想定した店舗展開を進めてきた。ただ、カジュアル衣料最大手、ファーストリテイリングが「990円ジーンズ」を発売、それに追随するイオン、西友などの800円台ジーンズの登場で客足の伸び悩みが始まっている。ドンキが14日に売り出した新たなPBのジーンズは、今のところ大手各社で最安値の690円、「驚安(きょうやす)」と名付けられた。