清純派は「仮面」だった のりピー本が明かす「真実」

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自分の身をさらけ出して生きるのが芸能人

   2009年10月3日に発売されたフリー記者、憲旺利之氏の「碧いうさぎの涙」を含めた3冊によると、次のようになる。酒井法子被告は、暴力団組長の父親を持ち、幼いころに、組員と一時、「共同生活」をしていたこともあった。中学時代は、喫煙や万引きをするようなヤンキーで、不良とも付き合っていたというのだ。それでも、学校ではまじめなソフトボール部員を演じていたという。

   こうした記述がどこまで正確かは分からないが、デビューまでの育ち方も、清純派というイメージにそぐわないのは確かなようだ。

   覚せい剤事件の共犯に当たる高相祐一被告(41)と結婚してからは、酒井被告は、清純派ママドルの一人として、理想的な母親と見られていた。しかし、実際は、息子を親戚や知人の家に預け、自らは遊びに熱中していた、という。失踪前から友人宅に息子を預け、結果的に置き去りにもしている。

   こうした酒井被告の二重性について、芸能評論家の肥留間正明さんは、こう話す。

「裏があるといっても、芸能人とはそんなものじゃないですか。イメージは作られたもので、素顔がそれと違うのは当たり前です。売れるのは、性格が悪い人で、人を押しのけ、踏み台にするぐらいでないと生き残れません。それに、表の顔だけだったら、やっていけないでしょうから」

   のりピー本では、梨元氏が酒井被告に引退勧告をしているのに対し、サンミュージック公認という渡邉氏は復帰を望んでいる。清純派の仮面をはがされた後でも、活躍の余地はあるのか。これに対し、肥留間さんは、次のように話している。

「この事件で日本一有名になったので、芸能界復帰はできるのでは。自分の身をさらけ出して生きるのが芸能人だからです。一般の人は、『もういいんじゃないの』という見方だと思います。職業選択の自由がありますから、お詫びしながら復帰を目指すことになるはずです。ただ、明日からできるほど甘くはありません。芸能人復帰の選択をもう一度見つめ直さないとうまくいかないでしょうね」
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