大食いタレントのギャル曽根さんが、トレードマークの明るいアッシュ系ヘアをやめて、黒髪にイメチェンした。清純な印象になり、「ギャルを卒業したのか?」と騒がれている。しかし、ギャル曽根さんがイメチェンした美容室は、別の理由で髪を黒くしたと明かす。しかも、時間がたつと明るめの色に戻るといい、どうやら「ギャル卒業」ではなかったようだ。
ギャル曽根さんは携帯サイト「モバゲータウン」内のブログに、ギャル雑誌「ポップティーン」のモデルの紹介で東京・渋谷の美容室行き、髪を染めたと2009年10月12日に書き込んだ。きれいに色が入るように、時間をかけて染めてもらったそうで、「仕上がりがホントにさらっさらで…感動しました」と満足している様子だ。
「ギャルっぽさがなくなっちゃうから黒だめー」
ブログにはイメチェン前後の写真を載せている。ギャル曽根さんはデビュー以来ずっと、金髪に近い明るいアッシュ系の髪色だった。灰色がかったアッシュ系カラーはギャルに多い小麦肌に似合うと言われている。イメチェン後は黒のストレートヘアー。髪の長さはほとんど同じだが、色が違うだけで印象はがらりと変わっている。
ブログには900件以上のコメントが書き込まれ、「すごく可愛いよ!」「黒髪にすると若く見えて可愛いですね」「かなり似合ってます」と、イメチェンを歓迎するコメントが多数書き込まれている。
その一方で、「ギャルじゃない」「ギャルっぽさがなくなっちゃうから黒だめー」「ヤッパリ前の方がギャル曽根って感じする」という意見もあり、「ギャル=金髪」というイメージは定着しているようだ。
ギャル曽根はヘアカラーの色落ちを気にしていた
若い女性の間で2006年頃から、茶髪をやめて自然な黒髪を好む「黒髪回帰」の傾向が出ているが、ギャルの間でも黒髪がはやっているのだろうか。
ギャル事情に詳しいSGR「まぁ~さ」さんは、
「ギャルのバリエーションが広がり、黒髪で色白のギャルも少ないですがいます。ギャル雑誌では黒髪でも『盛れる』ヘアスタイルや、黒髪がはえるファッションの企画をたまに見かけますよ。秋冬ファッションに合うように黒まではいかなくても暗めのヘアカラーにするというギャルもいると思います」
といっている。
一方、中高生向け女性誌の編集者は、
「ギャルのファッションは黒がはやっていますが、髪については(黒髪がはやっているということは)ないと思います」
と否定する。ギャルに好まれている巻き髪のロングヘアを黒くしたら、重たい印象になりバランスが悪くなるという理由で嫌われているようだ。
今回ギャル曽根さんがイメチェンした東京・渋谷のヘアサロンの担当者は、
「ギャル曽根さんはヘアカラーの色落ちを気にしていました。色落ちしても、きれいな色が長く楽しめるという理由で暗めのカラーを選んだようです」
と明かす。
ちなみに色は黒ではなく濃いグレーで、時間が経って色落ちしていくと、元のように明るめのアッシュ系になるそうだ。