2009年9月の首都圏のマンション発売戸数は、前年同月比26.2%増の3063戸だったことが、不動産経済研究所が09年10月14日に発表した調査でわかった。前年を上回るのは、07年8月以来、25か月ぶりとなる。また、契約率は73.9%で、好調の目安となる70%を2か月ぶりに上回った。
ただ、増加の背景には、08年9月の落ち込みからの反動があると見られ、今後も改善傾向が続くかはわからない。同時に発表した09年度上半期(4~9月)の発売戸数は、前年同期比9.6%減の1万7436戸となり、上半期としては17年ぶりの低水準となった。