競馬ライター「プログラム売ってほしい」
「160億円ですか。驚きを禁じ得ませんね」
『中央競馬ビギナーズガイド』などの著書がある競馬ライターのかなざわいっせいさんはそう語る。レースはあくまで馬が走るのであって、人間の介在する要素が少ない。着順も馬の鼻や首など「ちょっとした差」で決まることも多く、「そう簡単には当たらない」という。
また、100億円のレースでも25%が税金に持って行かれるので払い戻しは75億円。そもそも胴元が儲かるようになっており、常に当てようとしても「絶対儲からない」という。
「私も30年間競馬やってるけど、年間でプラスになるのが3年に1回くらい。1回のレースで2000万勝った人も知っていますが、その前に数億円負けてますからね」
ちなみに、レースで何らかの不正があった可能性に関しては、
「八百長で勝つには他の17頭に負けて貰わなければならないわけで、そんな根回しは出来ませんよ。筋肉増強剤などの薬物を使用するにしてもレース後に尿検査があるかもしれないのでリスクが大きすぎます。落馬して意図的に負けることはできても、勝つ方は無理ですね」
と否定している。
「だから160億円というのは本当に凄い。そのプログラム売ってくれるといいですね。5万円だったら買います」
とのことだった。