人気番組「アメトーーク!」で、家電芸人の1人に「松下さん」とのニックネームが付いた。パナソニックの家電ばかりを紹介したためだが、どうしてそこまで熱心なのか。
「最近は『松下さん』と呼んでいるんですよ」
マニアのうんちくで笑わせるのが、「家電芸人」。テレビ朝日系の人気バラエティ番組「アメトーーク!」で、2008年6月19日にコーナーができて以来知られるようになった。
番組は、メーカーの機嫌を伺わず、消費者サイドからのトークが売り物という触れ込みだ。芸人の一言で、家電商品が品切れになることもあったようだ。
09年10月8日夜の放送も、いつもの家電芸人が顔をそろえた。景気を良くするため、彼らが立ち上がったとの想定で番組がスタート。テレビの最新商品などの話が進み、説明書を全部読むべきかという話題になったときだ。お笑いコンビ「品川庄司」のボケ役、品川祐さん(37)がこう口を開いた。
「ケータイと一緒で、おんなじ機種を買い続ければ、そこまで読まなくていいんですよ。だから、それのレベルアップバージョンを買えばいいんですよ、ずっと」
そして、お笑い芸人の土田晃之さん(37)が「品川さんは?」と水を向けると、「ボクはパナソニックさんを、ディーガをずっと買い続けていますけど」と得意げに語った。
すると、司会で雨上がり決死隊の宮迫博之さん(39)が、またかという顔をして、「出た!パナソニックばっかり言うんですよ」。続いて、土田さんが、相づちを打ちながら、こんなエピソードを披露したのだ。
「最近は、品川さんと呼ばないんです。『松下さん』と呼んでいるんですよ」