自宅で急死・中川昭一元財相 見えなかった「復活」への意思

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落選の「ショック」引きずっていた?

   4日のテレビ朝日「サンデー・スクランブル」で、コメンテーターのテリー伊藤さんは、

「インタビューの際、こちらからの質問をメモしてくれるような(真面目な)人。そういう人は政治家にいなかった。本当につらい」

と、その早すぎる死を惜しんだが、同番組に電話で出演した政治アナリストの伊藤惇夫さんはこんな指摘をしている。

「選挙後に後援会の総会があったが、そこに中川さんは出席されず、落選のショックを引きずっているといぶかる声もあった。(次の選挙についても)ご本人の意思が周りの人たちに伝わってこなかったようだ」

   中川氏は83年、一郎氏の急死を機に衆院選に出馬し、初当選。以降、衆議院議員を8期つとめていた。小渕内閣で農水相として初入閣、その後、経産相、財務相と主要閣僚を歴任し、将来の首相候補とみられていたが、09年2月、ローマで開かれたG7(先進7か国財務相・中央銀行総裁会議)で、もうろう状態で行った会見が批判を浴び、財務相を辞任。同年8月末の衆院選で落選したばかりだった。

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