補正予算見直しと「子ども手当」 福島党首の発言ぶれまくり

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党の方針と違うことを打ち出す?

   福島氏の発言は他でもぶれている。「子ども手当」政策に関してだ。

   「子ども手当」は、中学生以下の子どもを対象に、1人あたり月額2万6000円を支給するというもの。年間予算は約5兆円で、民主党は衆院選でこの「子ども手当」を「高速道路無料化」と並ぶ目玉政策として掲げていた。

   民主党案では全ての子ども支給対象にしており、所得制限は設けていない。しかし、福島氏は19日に放送された読売テレビの番組中で、「貴重な財源なので、所得制限を設けるかどうか悩ましい。政権の中で議論していきたい」と発言。21日放送のテレビ朝日の番組でも「社民党は今の段階で所得制限は必要と考えている」と明言し、「所得制限するメリット、しないメリットをしっかり考え、閣僚委員会で協議したい」としていた。

   だが、22日には「手当の性格上、できるだけ全ての子どもを応援する方がいい」と完全に考えを変更。「高額所得者に支給しないことで事務費にお金がかかるのであれば、コストパフォーマンスとしてよくない」と述べている。

   ちなみに、社民党も衆院選時にはマニフェストで『子ども手当』を掲げていた。18歳までの子ども1人当たりに月額1万円(第3子以降は2万円)支給するというもので、マニフェストには所得制限に関しての記述はない。「書いていないので、(所得制限する、しない)どちらともとれますが、(社民党)内部では設けていません」と明かす社民党関係者もいる。もしそうならば、福島氏は党の方針と違うことを打ち出したわけで、「福島氏の暴走」といった声も党内から聞えてくる。

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