トヨタやホンダ、日産など自動車大手各社は2009年9月28日、8月の国内・海外生産台数を公表した。国内生産台数の合計は約55万台で各社前年を下回ったものの、スズキが海外生産を合わせた世界生産で13か月ぶりに前年を上回った。
スズキは、国内生産が11か月連続で前年を下回る5万8934台(前年同月比22.6%減)だったが、海外生産はインドや中国市場の好調さを背景に、同19%増の11万3097台と伸ばした。
トヨタの海外生産は31万9451台(ダイハツ、日野自動車を含む)で、前年同月比3.8%増えたものの、世界生産では同9.9%減の56万6262台だった。
また、三菱自動車の海外生産は15%増の1万2082台、マツダの海外生産も2万6837台(同27.4%増)で3か月連続のプラス。富士重工業も海外生産は1.0%増の9273台だったが、いずれも世界生産は前年割れした。
国内市場はエコカー減税などの効果で上向きつつあるが依然として前年には及ばず、足を引っ張っている。
ホンダの世界生産は24万6403台(同16.6%減)で、10か月連続で前年を下回った。