トヨタ・富士重共同車とホンダ「CR-Z」この時代に小型スポーツカー復活できるのか

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「カローラレビン/スプリンタートレノ」を現代によみがえらせる試み

   「小型FRスポーツ車」はトヨタと富士重の提携をもとに生まれたアイデアだ。富士重の水平対向エンジン、車台を活用し、2リットル級のフロントエンジン・リアドライブ(FR)のクーペに仕立てる。スバル車の核である水平対向エンジンは重心の低さや左右対称なのが特徴。これまで、世界ラリー選手権でチャンピオンマシンに輝いたスバル「インプレッサ」などの実績を持つが、初めてFRレイアウトの車に使われてどのように生かされるかが注目される。

   トヨタにとっては、いまだに根強い人気を誇る1980年代の「ハチロク」こと「カローラレビン/スプリンタートレノ」を現代によみがえらせる試みになる。

   「CR-X」も「ハチロク」も運転の楽しさを若いドライバーに教える入門車的な存在でありながら素性の良い奥深さを持つ車でもあった。それらの復活版は40代以上のドライバーがノスタルジーで買う可能性が高いと見られるものの、20代を中心とする若いドライバーをどれだけ引きつけられるかが開発側にとって気になる評価項目になっている。

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