2010年春の新卒内定者数は前年に比べ3割以上減少すると、日本経済新聞が09年9月25日付けの紙面で報じた。製造業や流通、金融などの主要企業112社に対するアンケートの調査結果をまとめた。企業業績の悪化と景気の先行き不透明感が、新卒採用の抑制につながっているとみられる。
同調査によると、10年春採用で内定を出す人数は計2万175人(比較可能な101社ベース)で、09年春に比べると34%減少している。東芝が40%減の590人、日本生命保険が37%減の1250人となるなど、景気悪化の影響を大きく受けた電気、金融などで採用を絞り込む動きがより顕著だった。