ツイッターに期待するのは「リアルな人間」のつぶやき?
ボットの種類はさまざまだ。食材の名前を入力して投稿すると「砂肝塩ダレなんてどうかな?」などとオススメのレシピを紹介してくれる「@recipetter(レシピエッター)」や、「明日の熊谷」と地域名と時期を指定すると「明日の天気は曇のち晴。最高気温は28度、最低気温は18度だべ」と天気予報を伝えてくれる「@otenki_bot(お天気ボット)」など、便利ツールとして使えるものもある。
ただ単純に情報を流すのではなく、「~なんてどうかな?」「~だべ」といったように、あたかも人間がつぶやいているかのように装っているのが特徴だ。そのほうがツイッターらしくて、ユーザーに受け入れられやすいということだろう。
だが、ツイッターユーザーのすべてがボットを利用しているわけではない。
「一度、本に関するツイッターのつぶやきを流すボットをフォローしていましたが、無駄な情報が多かったので4日でやめました」
こう語るのは、都内の大学生(25)だ。
「そもそも僕がツイッターに期待しているのは、リアルな人間がそのときどきに発している生の声。ボットのような機械的な情報は別にいらないんですよね」
と、ボットはツイッターの本質にそぐわないとして、その利用に消極的だった。