スピリチュアルブームの先駆けとなったトーク番組「オーラの泉」が2009年9月19日、4年半にわたる放送を終えた。出演したゲストは東山紀之さん、 ATSUSHIさん(EXILE)、朝青龍関、松田聖子さん、小雪さん、東国原英夫・宮崎県知事など計200人以上にのぼっており、最終回は「総集編」として「神秘」の数々を振り返っている。
国分太一「こんな番組になるとは思ってなかった」
テレビ朝日系「オーラの泉」はスピリチュアルカウンセラーの江原啓之さん、歌手の美輪明宏さんと、ジャニーズグループ「TOKIO」国分太一さんがタッグを組んだ異色のトーク番組だ。
2005年春にスペシャル番組としてスタート。その後、深夜枠に移り、07年からゴールデンタイムに進出していた。
タレント・及川光博さんがゲスト出演した初回放送のVTRが流れると、国分さんは、
「こんな番組になるとは思ってなかったんですよ。なんだったら美輪さんと2人で牛丼屋さんにごはん食べに行くとか、そういうようなロケがあるとか、そういう話だったんですよ。もっとバラエティーに富んだ感じだったんですけども」
と明かした。
カウボーイに憧れているという役者、歌手の梅沢富美男さんは、家でフィットネス用の乗馬マシンに鞍を乗ってけて、「カウボーイになっているんです!」とカミングアウト。暴露したのはこれが初めてだったようで、オリジナルの乗馬マシンの写真も披露した。
深刻な悩みを吐露するゲストもいる。歌手の和田アキ子さんは、歌手を辞めようと思っていた。
「(収録の前日に)うちの代表と会って歌を歌いたくないと言ったんですよ。もう辛いと。こんなに好きな歌をこんなに苦しんで歌っていると誰もわかんない」
と打ち明けていた。
また、最終回の総集編では放送されなかったが、著作権譲渡をめぐる詐欺罪で執行猶予5年の有罪判決を受けた音楽プロデューサーの小室哲哉さんも過去に出演したことがある。小室さんは「記憶から抹消したい事が多い」と意味深な発言をしていた。
番組終了に関してブログなどでは、
「最近のオーラの泉で共感する事や勉強になることがなく、忘れ始めていたところもあり、複雑な想いです」
「江原さんの講演会に行った方によると、江原さんが番組で本当に言いたかったことなどは実はかなりカットされているようでして、テレビという媒体では当たり障りのない事しか言えませんから・・・これが限界なのかも知れませんね」
といった書き込みがされている。