鳩山首相、質問に正面から答えず
これに対する鳩山首相の回答は
「この問題に対して、国民の皆さま方にいろいろとご心配おかけしたことをおわびを申し上げながら、わたくしなりに修正、あるいは訂正をいたしたところでございます。なかなか国民の皆さんにはご理解をいただいていないことは事実だと思っておりますので、それはもっと説明を尽くす努力はしてまいりたいと思っておりまして、今後の展開というものも、さまざま考えながら、私なりの思いを国民のみなさま方にできるだけ正確に、正直にお伝え申し上げて、ご理解を深めていただきたいと、そのように努力をいたしたいと思っています」
というもので、質問に正面から答えることはなかった。
全体的に、この問題に関するメディアの関心も低いようで、朝日新聞が第2社会面に「虚偽献金問題 首相『説明へ努力』」と3段見出しで扱ったのが目立つ程度だ。大半のメディアは西松建設の問題に代表される、いわゆる「政治とカネ」の問題のひとつとして短く紹介するにとどまった。
いわば、「宿題」が2か月以上も積み残されている形だが、民主党では、J-CASTニュースの取材に対して
「その件に関しては弁護士事務所に聞いて欲しい」
と回答。一方、調査を担当している五百蔵(いおろい)洋一弁護士は、 「現段階ではこれまで各社の同種質問に統一してお答えしている通り『必要なときは各社統一で回答いたします』と回答させて頂きます」
とのコメントをファクスで寄せ、個別取材には事実上応じない考えだ。