ヘリウムガスをボンベから吸うマンガ 「死ぬぞ!」と「少年ジャンプ」に抗議

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   「週刊少年ジャンプ」で連載中の人気マンガ「SKET DANCE(スケット・ダンス)」に、ヘリウムガスをボンベから直接吸引する描写があり、これが危険だとしてネットで騒動になっている。ヘリウムガスは吸うと声が変に高くなるのがウケて、パーティーグッズとしても人気だが、ボンベから直接吸うと死に至る危険もあるようで、発行元の集英社に抗議しようという呼び掛けも起き、同社では「編集部の安全面での認識が不足していた」と陳謝した。

「学園祭シーズンだから真似をする人が出そう」

   「スケット・ダンス」は学園コメディーマンガ。主人公達は学園のトラブルや生徒達の悩みを解決する「スケット団」を結成し、日々様々な困難に立ち向かう様子が描かれている。問題になっているのは2009年42号で、登場人物の胸くらいの高さのあるヘリウムガスボンベから、直接ホースで吸引する描写だ。

   主人公の男子生徒「ボッスン」がヘリウムガスを吸い、高音の声を出して楽しんでいる姿を見た女性徒の「ヒメコ」が、自分もやりたいとボンベから伸びるホースを口にくわえる。「ボッスン」がボンベの栓を開けると大量のヘリウムガスが「ヒメコ」の口の中に流れる。このヘリウムガスは風船を膨らませるために持ち込まれたもののようで、ストーリーの終わりには大量の風船が空に舞っている。

   こうした描写にネットの掲示板やブログには、ガスを体に入れるのは危険すぎるとし、

「これ下手したら窒息死しかねないんだが」
「学祭のシーズンだからヘリウム真似する奴出そう」
「ヘリウムの件は編集部に伝えたほうがいかもしれない」

といった批判のカキコミが大量に出た。さらに、発行元の集英社に抗議したと書いている人もいる。

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