田中美絵子議員に「同情」「応援」の声 マスコミの「過去暴き」に反発も

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   民主党の田中美絵子議員(33)のユニークな経歴や過去が次々と明るみに出て、連日新聞や週刊誌を賑わせている。「コスプレ風俗ライター」「ヌード女優」に加えて、短大在学中にエジプトで「身柄を拘束された」とも報じられている。暴露合戦にヒートアップするマスコミに対し、有権者は意外に冷めていて、逆に「同情」や「応援」の声があがっている。

田中議員への応援、「日に日に多くなっています」

   田中議員は雑誌「ブブカ」の別冊で2002年から04年まで、「コスプレ風俗ライター」としてチアリーダーなどのコスプレ姿で風俗嬢に突撃インタビューをしていた。04年には江戸川乱歩原作のホラー映画に出演し、バストトップを露わにして体当たりの演技に挑戦。真偽のほどはわからないが、出会い系サイトでサクラをしていたという話もある。

   またスポーツ報知は、田中議員が帝京女子短大(現帝京大短大)在学中にエジプトを単身で旅行し、登頂が禁じられているピラミッドの頂上に登って身柄を拘束された、と09年9月11日に報じた。

   田中議員は9月5日に報道機関にFAXを送り、風俗ライターをしていたことは事実だと認めているが、その他の「過去」についてコメントは出していない。

   田中議員の事務所はJ-CASTニュースの取材に対し、「一連の報道に対し、田中はコメントを出したいと言っているが、次々と過去を報じる記事が出てきて、コメントを出すタイミングがない状態です。後日、全体にわたってのコメントを出す予定です」と言っている。民主党本部は「この件について、取材対応はしていません」とだけコメントする。

   ただ、マスコミと有権者との間には「温度差」が生じている。

   田中議員の事務所の関係者は、

「お叱りの声よりも、日に日に応援の声が多くなっています。法に触れるわけではないし、食べていくためにそうせざるを得なかったのだろう、とみなさん言います。厳しい社会情勢を身をもって知っている田中は、必ず有権者のためにやってくれる、とご期待もいただいています」

と明かす。

   「風俗ライターを悪く言うのは職業差別だ」「もっと悪いことをしている議員もいるのにそっちは野放しで、田中議員のことをいじめている」という声もあるそうだ。

「小沢ガールズ」の過去、「悪影響ではない」が7割

   ネットでも、田中議員をはじめ「小沢ガールズ」への批判は意外に少なく、応援する声も少なくない。

   ライブドアの「ネットリサーチ」では、「『小沢ガールズの過去』民主に悪影響だと思う?」というアンケートを9月10日から始めた。9月14日時点で4423人のユーザーが回答し、「悪影響だと思わない」が70.1%、「思う」が29.9%だった。

   「思わない」を選んだ人は、

「むしろ、今までにない政治家が生まれたことが嬉しい。要は、これからの頑張りに尽きる。私達世代がギョッとするような新世代の新しい風を吹かせて下さい」

といった中身のコメントが目立つ。

   一方、「過去のことをほじくるマスコミの方にうんざり!」「マスコミはもっと書くことあるんじゃないの?」といったマスコミへの批判も目立つ。

   J-CASTニュースの「小沢ガールズ」に関する記事のコメント欄にも、「過去にどんな仕事してようが関係なし 今からいい仕事をしていただければ問題なし 叩いてほこりが出ない人はまず居ない」「犯罪犯してるわけじゃないんだから別にいいんじゃないの?」という意見が書き込まれている。

   ところで、田中さんがバストトップを露わにした映画を見たい人はたくさんいるようで、DVDを販売しているジェネオン・ユニバーサル・エンターテイメントジャパンには、ECサイトやレコード店からの注文が殺到している。同社の担当者は、

「発売から5年で2000枚売れていましたが、週刊誌の記事が出てから注文が入り、1500枚以上を追加生産することになりました。発売から時間が経ってこんなに売れるのは、映画監督やスターが亡くなった特別な時だけです」

と驚いている。

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