小池栄子「アザだらけ」 そこまでハマるスポーツとは

富士フイルムが開発した糖の吸収を抑えるサプリが500円+税で

   タレントの小池栄子さん(28)が最近、「ボルダリング」に凝っているという。ボルダリングとは体一つで「壁」をよじ登るスポーツだ。全身運動になるため、ダイエットを目的にした女性愛好者も多い。この競技では体と頭を使い、「課題」をクリアできたときの達成感が魅力だ。

女性ではダイエットやシェイプアップ目的

   小池栄子さんが出演したのは日本テレビ系トーク番組「ダウンタウンDX」(2009年9月10日放送)。視聴者が芸能人の目撃情報を投稿するコーナーで、小池さんが山手線を、アザだらけの様子で乗っていたという情報が寄せられたのだ。もしかしたらプロレスラーの旦那と激しい夫婦げんかをしたのでは、とツッコミも入った。

   ところが、実は小池さんは最近、「ボルダリング」にはまっているのだと明かした。ボルダリングとは、壁や岩などをよじのぼるフリークライミングの一種で、ロープを使わずに体ひとつで移動する。ちなみに、ロープを使うのがクライミングと呼ばれる。

   小池さんは、都内にある室内のクライミングジムを利用しているという。ダイエット目的ではじめたのは、全身運動になるからだ。普段と違う筋肉を使うため、とりわけ背中の贅肉がとれる、と小池さんはいう。ただし、手はまめだらけに、足にはアザもできてしまう。

   ボルダリングはここ数年、人気が出てきた。都内にもボルダリングができるジムが増えており、全国には100以上の施設がある。東京・墨田区にあるジム「T-WALL錦糸町店」の店員の話によると、ジムをおとずれる人は増加傾向という。ボルダリングがメディアに紹介される機会が増えたためだろうと話す。同店はもともと、クライミング愛好者の練習の場だったが、今では初心者も気軽にジムをたずねている。女性の中にはやはり、ダイエットやシェイプアップを目的とした人もいる。

「課題」をクリアできたときの達成感も魅力

   クライミングやボルダリングに詳しい、山と渓谷社「Rock&Snow」の編集長・萩原浩司さんは、「ボルダリングにはこれといった道具はほとんどなく、体一つではじめられる手軽さがうけているのでは」と話す。

   クライミングジムの壁には、「ホールド」と呼ばれる突起が無数に設置されている。この突起をつかんだり、足をかけたりして壁を移動していくのだ。ただ、その際必ず、「課題」が課せられる。「課題」とはゴールするまでに使ってもよい突起を示すもので、色や形で区別したテープで識別されている。たとえば、●なら●だけの突起をつかみ、■なら■だけをつかんで移動する、という具合だ。萩原さんは、こう説明を加える。

「つまり、決められたホールドを使って移動するわけです。適当につかんで、のぼるだけのスポーツではないんです。そして、ここが面白いところ。ジムには通常、10級から『課題』が設定されています。初心者にとっての課題、ベテランにとっての課題とあって難易度がそれぞれに違う。より難しい課題に取り組もうとすると、飽きることがありません」

そして、「課題」をクリアできたときの達成感はまた、ボルダリングの魅力という。

「ボルダリングは体力だけでなく、頭も使います。というのは、体の動かし方を考えるのです。どうやって足を運べばよいか、手はどこに置くと体を動かしやすいか――試行錯誤が必要。それをクリアしたときは、達成感を感じます。ちなみに、技術を磨くには何より、ジムに通い詰めること。体で覚えることが上達の近道です」
姉妹サイト