大敗公明党はどこへいく 参院選後に民主と連立?

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   公明党の山口那津男代表が民主党の鳩山由紀夫代表と会談し、政策が基本的に似ているとの認識から「民主党への協力はやぶさかではない」と語った。衆院選の大敗から自民党とは距離を置く、と見られ、2010年の参議院選の結果如何では「民主党と組み政権に返り咲く可能性もある」と予想する専門家もいる。

民主党と「基本的に政策は似ている」

   山口代表は2009年9月9日に国会内で民主党の鳩山と会談し、政策次第では民主党の連立政権に協力するとの考えを示した。公明党は93年8月に発足した細川政権で連立与党入りしたが、そこで共に行動した議員が民主党に多いことを踏まえ、民主党と「基本的に政策は似ている」との認識で鳩山代表と一致。山口代表は「国民の理解があれば、協力はやぶさかではない」とした。

   また、「自公政権」として10年支えた自民党との関係だが、山口代表は09年10月25日投開票の参院神奈川、静岡両選挙区の補選と、来年の参院選での選挙協力について、「今は白紙で考えている」とメディアに対し語っている。

   こうしたことから、公明党は政権を失った自民党から離れ、今後は民主党との協力関係を築く道を選択したかのように見える。

   民主党との連携について公明党広報部はJ-CASTニュースの取材に対し、現在は民主党がマニフェストで掲げた政策をどのように実行していくのかを見極める段階だ、とし、

「我が党が目指してきた方向性の下で国民の皆さまから理解を得られるようなものであれば、協力することもやぶさかではありません」

と回答。自民党との関係については、

「今までの環境を前提にした協力関係ではなく、野党になったことを踏まえた関係を作って参りたいと考えております」

としている。ただし、現在の最優先課題は党の再建であり、当面はそれに全力を挙げたいとしている。

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