欲しい人が多ければ安くなる 「共同購入」サイトが人気

糖の吸収を抑える、腸の環境を整える富士フイルムのサプリ!

「王将の訳あり3商品激安セット」という商品も

   一方、楽天市場でも2000年8月から「共同購入」のサイトを立ち上げている。

   ここでは、およそ2100店舗がシステムを取り入れている。楽天広報の松本美紀子さんは「最近では食品、スイーツ、ドリンクが人気。これらの商品の売上は、前の年に比べて30%以上伸びています」と話す。もともと共同購入はファッションが中心だったというが08年秋以降、食品にシフトしてきたそうだ。購入者は30~40代の女性が中心だ。

   最近ではさらに、カテゴリー別に商品を集めた企画も実施している。「第一回メガ盛りカップ」では、容量の多い商品ばかりをあつめた特設ページをつくった。09年9月8日まで実施した。たとえば、「王将の訳あり3商品激安セット」という商品は、スタート価格3140円だったのが1980円に下がった。最終的には341個の注文が入っている。この企画は売上もよく、好評だったという。そのため楽天は今後、カテゴリー別にわけた企画を月1~2回の頻度で実施したい考えだ。

   こうしたネットでの共同購入が注目されているのはなぜか。ネットプライスの中島さんは「少しでもモノを安く買おうと、ネットでの購入にチャレンジする人が増えているのでは」と分析している。一方、楽天市場事業・サービス企画部の安西元さんは、「安さ」と「安心」があるからだ、と指摘する。

「安く買いたいことにくわえて、みんなが買っているから大丈夫――購入前にはそんな心理が働くようです。ページ内にはニックネームと購入個数、コメントも付けられます。何もわからないで買うよりも、安心できるというわけです」
1 2
姉妹サイト