日本銀行が2009年9月10日に発表した8月の企業物価指数(2005年=100)は102.9で、前年同月比8.5%下落した。8か月連続のマイナスで、下落幅は統計のある1960年以降、最大だった7月に並んだ。
08年に原油価格が高騰した反動があったほか、景気悪化による内需の低迷によって製品価格の下落が広がったのが要因。品目別では、石油・石炭製品が42.9%、非鉄金属が24.0%、鉄鋼が18.5%下がった。
一方、前月比では鉄くずなどのスクラップや非鉄金属が、商品市況の影響でやや上昇。半面、加工食品が下落。アルミニウムサッシなどの金属製品も下がった。