「小沢ガールズ」次々驚愕の過去 民主党本部は困惑の様子

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   衆院選当選の民主党・田中美絵子氏(33)に、コスプレ風俗ライターなど異色の過去が次々に明らかになっている。旋風を起こした「小沢ガールズ」に、早くも「バッシング」が出た形だ。同党本部は、困惑した様子で、「コメントはお断りしています」と言うのみだ。

田中美絵子氏は、コスプレ風俗ライターをしていた

田中美絵子氏の異色経歴を報じた週刊誌
田中美絵子氏の異色経歴を報じた週刊誌

   30代、40代の女性たちを「ガールズ」と呼ぶのに、違和感を持つ向きもあるだろう。しかし、センセイ初体験の新人を思い浮かべ、「チルドレン」の女性たちと考えれば、しっくりくるかもしれない。

   逆に言えば、党執行部にとっては、把握するのが大変だということだ。今回の総選挙でも、相次いで当選した民主党の「小沢ガールズ」に、執行部が知らなかったかもしれないゴシップが次々に出てきている。

   そのうちの一人の田中美絵子氏(石川2区で落選、比例復活)は、当選後早々と、コスプレ風俗ライターの異色経歴をフライデーされた。それによると、田中氏は、雑誌「ブブカ」の別冊で、2002年から04年まで、「渋谷有栖(ありす)」のペンネームで連載を持ち、風俗嬢らに突撃インタビューをしていた。自らが売り込んだといい、チアリーダーなどのコスプレ姿で取材という入れ込みようだった。

   それだけではない。09年9月9日発売の週刊文春や週刊新潮によると、江戸川乱歩原作のホラー映画に01年、「菊地美絵子」の芸名で出演。なんと性感マッサージを受ける寡婦役として、バストトップが露わなヌード出演をしていたというのだ。ネット上では、ほかにも異色の過去を指摘する書き込みが出て、騒ぎになっている。公式サイトは、アクセスが集中して、見るのが難しい状態だ。

   小沢ガールズでは、東京12区で当選した青木愛氏(44)が人気バンドのボーカルと学生時代に交際していたと週刊新潮が報じている。新人が大量に当選しただけに、今後さらに意外な事実も出てきそうだ。

「党としてのコメントはお断りしています」

   小泉チルドレンが大量に生まれた2005年の総選挙では、タイゾー君こと  当時の自民党・杉村太蔵議員が「料亭に早く行ってみたい」と明かして、批判も浴びた。また、民主党でも、07年の参院選後に、横峯良郎議員の不倫や賭けゴルフ疑惑、姫井由美子議員の不倫が発覚して、大騒ぎになっている。

   こうしたことからか、民主党では、今回の総選挙投開票直前に、比例の単独候補に対し、「ゴシップ狙いの取材には対応しないこと」などと当選後のマスコミ対応要領を文書で指示した。また、開票後の2009年9月3日も、野田佳彦幹事長代理が、テレビなどへの出演自粛を求める文書を新人や元職の議員に配っている。

   早くも始まった週刊誌報道に、党本部もピリピリしている様子だ。

   田中美絵子氏の異色経歴について取材すると、民主党の報道担当は、「党としてのコメントはお断りしています」と繰り返すのみ。理由について聞いても、「申し上げかねます。なぜと言われても困ります」と当惑した様子だった。

   田中氏自身は5日、報道機関にFAXを送って、風俗ライターをしていたのは事実とし、「取材スタイル、プロフィール、記事内容などはエンターテインメントとして編集部の方で指定ないし作成されたものです」とコメントしている。これについても、党本部では、「本人が出されたのなら、本人の話」と素っ気なかった。

   田中氏の後援会事務所に取材すると、アルバイトのスタッフが応対し、映画でのヌード出演などについては、こう説明した。

「本人は、週刊誌の記事をきちんと確認したうえで、近日中に何らかの方法で説明したいと話しています。経歴をなぜ選挙中に知らせなかったのかは、アルバイトなので一切分かりません。本人は、今はお世話になった方へのお礼に集中したいと言っています。しかし、取材をほったらかしも無視もできないので、申し訳ないですが、しばらくお待ちいただいております」

   現在は、参院議員の事務所を間借りしており、本人の事務所も秘書もまだ決まっていない状態だという。

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