「ユニクロ」ムック、9月15日に発売
ブランドにとって、ムックは新作情報を伝えるのに魅力的な媒体だ。ファッション誌の場合、1ブランドにつき2、3アイテムくらいしか載らないが、専門ムックならたくさん載せられる。
「レスポートサック」のレスポートサックジャパン、マーケティング担当者は、
「日本全国のショップで掲載商品に関するお問い合わせをいただきました。ご予約もたくさんいただき、予約だけで完売した商品もありました」
といい、反響の大きさがうかがえる。
またムックの魅力については、
「多くの商品を紹介でき、お客さまの反響がダイレクトにあるのが魅力です。また、書店やコンビ二に並ぶことで、ブランドを知らなかったお客さまにも知っていただけます」
と語る。
今後も宝島社と組んでムックを出したいと考えているそうだ。
9月15日には、第1弾と第2弾が完売した「キャス・キッドソン」の第3弾を発売する。
同時に、カジュアル衣料品店「ユニクロ」の最新ファッションを紹介するムックが初めて発売になる。蜷川実花さんなど日本を代表するクリエイターが制作を手がけた。オリジナルのトートバッグもついている。また翻訳版を制作し、アメリカ、イギリス、フランス、シンガポール、中国でも出す予定だ。
ユニクロ広報担当者は、
「既存の紙の広告媒体にはないボリュームと、編集のプロが作っているので雑誌のようで、読み物としても楽しめます。テレビCMやウエブといった既存メディアとは異なるアプローチができて、今後、可能性が広がる媒体ではないでしょうか」
と話している。