フツーの女子に 「鉄子」が急増殖中

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「ソロ鉄」に「ママ鉄」、そして「ソフト鉄」

   漫画『鉄子の旅』(菊池直恵作、02~06年連載)や、女子向けに鉄道入門を説いた書籍『女子と鉄道』(酒井順子著、06年11月発行)がきっかけにとなり、「鉄子」が広がったと言われている。07年にユーキャン新語流行語大賞にノミネートされると、鉄道に興味のない人にも知られるようになった。また大ヒットした電車運転ゲーム「電車でGO!」(タイトー)や、鉄道マニアを描いたTBS系ドラマ「特急田中3号」(07年4~6月放送)も、ブームに影響を与えている。

   「鉄道アイドル」を名乗る女性芸能人も出てきた。その代表格は元タレントの豊岡真澄さんで、結婚、妊娠を機に08年3月に引退し、出産後は「ママ鉄」としてブログなどで活動している。女優の水野裕子さんも鉄道好きを公言している。

   プレイステーション版「電車でGO!」の宣伝責任者を担当した豊田巧さんは、著書「鉄子のDNA」(小学館、09年8月発行)で鉄子をグループ分けしている。

   まず、独身女性の鉄子は「ソロ鉄」だ。ほかの鉄子と知り合う機会が少ないので、ひとりで楽しんでいることが多い。子どもが興味を持ったのをきっかけにはまる人もいて、「ママ鉄」という。

   もっとも多いのが、鉄子のなかでもマニア度が低い「ソフト鉄」。旅好きの女性がなるケースが多い。駅弁や名物料理を食べたり、ゆっくりと温泉につかったりすることが好きなので、ハードな鉄道の旅はやりたくないと思っている。

   また、最近の傾向について、

「鉄子の中にも、緻密な鉄道模型を作ったり、切符を集めたり、ハードな鉄道旅行に出かける方もいるとは思います。しかし、ここ最近増えてきている鉄子について言うと、基本的に普通の女の子が多いということなのです」

といっている。

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