おでん「70円セール」で競う コンビニ各社早くも販促開始

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夏商品の苦戦、巻き返しを狙い

   コンビニ業界に詳しい船井総合研究所シニアコンサルタント・笠井清志さんは、「おでんが出始めるのは例年通りなのですが、販促はたしかに例年より1か月近く早いですね」と話す。

   「おでん」はふつう、季節の変わり目に売れる商品だ。これは体感温度によるものらしい。人は、昼と夜の温度差を感じることで、あたたかいものをとりたい、という心理が働く。それが例年は9月~10月頃だ。しかし、今年は冷夏だった。熱帯夜と呼ばれる25度以上になる夜もこの8月は、たった4日しかなかった。

「そのため、アイスクリームや清涼飲料水といった商品は苦戦しました。『おでん』の販促に力を入れているのは、その落ち込みを挽回する狙いでしょう。それも絶好のタイミング。おでんは買い上げ点数が多くなる商品なので、1個だけでなく2個、3個と買っていく。売上の伸びが期待できそうです」
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