摘発されているのは「氷山の一角」?
14歳が13歳を買春するというショッキングなこの事件。県警によると、児童買春容疑で摘発された未成年者は04年以降で計13人。14歳の買春摘発は最年少だという。ネットではすぐ話題になり、
「嫌な時代だよな」
といった声が挙がった。
未成年とネットとの関係に詳しい、全国webカウンセリング協議会の安川雅史理事長は、
「フィルタリングをかけてなければ携帯から無修正画像でも見られてしまいます。見れば見るほどしたくなる年頃ですから、性的なものが身近にあると、自分もやれるんじゃないかと錯覚してしまう訳です。しかもメールでの交渉なら勇気がなくても出来ます」
という。
「今回は出会い系に書き込んだので摘発されましたが、これがメールでのやりとりだけだった場合、2人のうち、どちらかがしゃべらない限りわかりません。あくまで見つかる証拠があったので捕まってしまったのであって、今回は氷山の一角にしか過ぎません」
と実情を明かす。
県警によると、少年は13歳少女を買春した後、3月下旬にも16歳の少女を4万円で買春、ラブホテルに入り性行為に及んだという。ただ携帯の記録などが残っておらず、16歳少女の特定ができないため立件しない方針だという。