大手4社参入でブームの兆し アルコール「0.00%」ビール

富士フイルムが開発した糖の吸収を抑えるサプリが500円+税で

6割以上が「ビールテイスト清涼飲料の飲用は増えると思う」

   そんな中、「キリン フリー」の後を追うかのように、他のビール大手からも同様のアルコール度0.00%ビールテイスト飲料の発売が続いている。

   アサヒビール「アサヒ ポイントゼロ」が09年9月1日、サントリー「サントリー ファインゼロ」が09年9月29日、サッポロビール「スーパークリア」も09年9月30日に発売することが決まっている。価格はいずれもオープン価格だが、350mlで140円前後。サッポロ広報はこの投入に、「ニーズがあると判断したため」と説明している。

   一方、ある業界関係者は、「業界全体のビールテイスト飲料の出荷数は昨年、250万ケースだったことを考えれば、今、勢いがあるカテゴリーだと思う。各社が出すことによって、0.00%ビールの認知はさらに広がるだろう。消費者とりわけドライバーにとっては、安心・安全への意識は強いため、市場はさらに拡大していくのでは」と話していた。

   アサヒビールが実施した調査では、6割をこえる消費者が今後、「ビールテイスト清涼飲料の飲用は増えると思う」と回答している。前出のキリンビール広報部も、当初は最大のターゲットにはドライバーを想定していたと言うが、それ以外にも妊婦さんが飲んだり、スポーツ後に飲み干したり、あるいは酒をとめられている人が飲んだり、といった声が寄せられ、思いがけない反響があったことには驚いていた。

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