「スマートフォン」加速度的に広がる 「ビジネス需要」が大きくけん引

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「iPhone以外」のスマートフォン購入「9割以上」が男性

   広がるきっかけとなったのが08年7月にソフトバンクモバイルより発売された「iPhone3G」。09年2月に始めた「iPhone for everybodyキャンペーン」や、6月に発売された「iPhone3GS」がこれを後押しする。

   また、国内メーカーもスマートフォン機種を相次いで拡充し、課題だった画面の推移や操作性などが改善。日本人に親和性の高いスマートフォンが続々と出てきたこと、また価格も通常のケータイと同等程度に落ち着いたことで、販売台数は今年に入り右肩上がりの数字を示している。

   ただ、消費者のニーズは、アイフォーンとそれ以外のスマートフォンで少し違うそうだ。アイフォーンが音楽プレイヤーを軸としているのと対照的に、それ以外はビジネスでの利用を前提とした購入が多いという。

「ワード・エクセルの編集や、PCと同じくらいにインターネット検索が快適にできることが男性のビジネスマンに受けている。アイフォーン購入者の男女比は6:4くらいなのに対し、アイフォーン以外のスマートフォン購入者は9割以上が男性、それも多くが20~40代くらいまでのビジネスマンですね」(ビックカメラ・大木さん)

そんな中、ITmedia+Dが毎月発表している携帯電話の月間販売ランキング(GfK Japan調べ)で、09年7月の「1位」に「iPhone 3GS 32GB」が輝いた。初の1位だという。スマートフォンが今後さらに勢いを増しそうなデータだが、ソフトバンクモバイルの広報担当者は、

「モバイルインターネット社会を実現するためにスマートフォンを拡充する方向ですが、あくまでラインナップのひとつ。それぞれのニーズに合わせて選択してもらえれば」

と慎重な姿勢だった。

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