ギャルに身近なのはファッション そこから農業に入ってもいい
インタビュー「若者を棄てない政治」第15回/元ギャル社長・藤田志穂さん

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農業をするときの服も、自分のスタイルで

――でも、農業は若い人に敬遠されているのが現状です。

藤田 まず、農業について知るきっかけが少ない気がします。仕事を選ぶときの選択肢に入ってないというか。若い子たちが仕事にしようと考えるときって、自分に身近なものだったりとか、好きなものだったりというのがきっかけになると思うんですが、農業はそのスタートラインにたててない感じがするんですよね。
   私自身農作業して気づいたんですが、若い子たちにとって身近に興味があるファッションなどが自由だったりするので、そういう部分をまずは知ってもらうことも大事なんじゃないかって思います。日焼けと虫刺されとは戦いでしたけど(笑)

――たとえば、どんな農作業の服ならいいんでしょうか?

藤田 どんな服というより、「農業はこういう服」というイメージをつけたくないんですね。たぶん、これを着なきゃいけないというのはないと思うんですよ。農業をするときの服も、自分のスタイルでいい。いままでは、モンペとか一つのイメージが強すぎたんだと思います。
   若い女の子の入り口って、やっぱり「かわいい」とか「きれい」という部分がすごく強いと思うので、そういうオシャレな農作業の服が提案できればいいなと考えています。農家のお嫁さんからも「おしゃれなのを作ってほしい」という話をよく聞きますし、男の人からの要望もあるので、それに応えられたらいいなと思ってます。

――ファッション以外で、若い人たちに農業に興味をもってもらうには?

藤田 リアルな部分を知ることが大切だと思います。私も自分が体験してみて「こうやってできるんだ」とわかったし。実際に農薬を使わないでやるのってすごく大変で、それを売り物にするのはもっと大変なんだなぁーって思いました。
   でもそういう野菜でも自分で作ったものだとすごくおいしく食べられましたし。リアルな部分を知ると、肥料や農薬のことにも興味が出て、「食の安全」というのも気になってくると思うんです。

藤田 志穂さん プロフィール
ふじた しほ 1985年、千葉県生まれ。「ギャルでもできる!」ということを実証するために、「ギャル革命」を掲げて19歳で起業。ギャルたちのオピニオンリーダーとして、さまざまな商品開発やプロモーションを展開してきた。現在は食問題や農業プロジェクト、エコ運動やAID予防など中心に啓蒙活動を行っている。

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