厚生労働省が2009年8月31日に発表した7月の毎月勤労統計調査(速報値)によると、現金給与総額(一人あたりの平均賃金)は前年同月に比べて4.8%減の36万5922円で、14か月連続のマイナスとなった。ただ、マイナス幅は過去最悪だった前月の7.0%減に比べて縮小した。
ボーナス(特別に支払われた給与)は前年同月比11.0%減の10万2871円、残業代(所定外給与)は16.5%減の1万6114円だった。また、残業時間(所定外労働時間)は同17.3%減の9時間だったものの、前月比では2か月ぶりに増加した。
景気悪化が続く中で、依然として厳しい状況にある。