薬物中毒女性を置き去り、逃げ去る 押尾被告映画で事件の「リハーサル」?

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   押尾学被告は女性と合成麻薬MDMAを使用したとして起訴されたが、押尾被告は口から泡を吹いて倒れた女性をそのままにして現場のマンションから立ち去っていた。ところが、この場面の「リハーサル」と思える役を2010年2月公開予定の映画「だから俺達は、朝を待っていた」で演じていたことが分かった。

映画の公開を無期延期

   「だから俺達は、朝を待っていた」は、8人の男たちが高級質屋内で繰り広げる一夜のアクション・サスペンスドラマ。押尾被告はこの質屋に忍び込む盗みのプロ役で、物語のキーマンだった。クランクインしたのは09年5月14日。押尾被告は、

「悲しい背景があって犯罪行為に手を染めている、という状況を細かい演技で表現していきます」

   などと話していた。

   この映画を制作したDHEと配給のアステアは09年8月24日、同映画の公開を無期延期すると発表した。理由は、

「主要キャストである押尾被疑者の出演シーンが大部分を占め、再撮影が困難なため」

   と説明している。しかし、無期延期を決めた理由には、とんでもないことも含まれていた。

   「週刊女性」(09年9月8日号)によると、「内容がヤバすぎて、シャレにならない」シーンを押尾被告が演じているというのだ。それは薬物がらみの描写。公衆トイレで薬物を使用し苦しむ女性が、路上でアワを吹いて気絶する。そこに押尾被告が出くわすが、転がっている薬物の錠剤を見つけ「なんじゃ、こりゃ?」といったセリフを吐き、救急車を呼ぶわけでもなく、そのまま「逃げる」というのだ。「週刊女性」は、

「その昏倒ぶり、細かい描写まで、ほぼ一緒。さらに、驚くべきことに、押尾の対応まで そのまんま!!」

   と書いている。

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