「大きなTV局がスポンサーについてくれれば……」
ただ、運営は苦しい、ともらす。不景気の煽りもあって、1スポンサー当たりの出資額が少なくなっているからだ。そんなこともあって、審判への報酬は交通費と日当1000円で、ラインズマンやボール拾いといった運営スタッフには、地元高校生がボランティア参加している。ボランティアといっても、交通費や弁当などは出すため、運営費は馬鹿にならない。
前出の担当者は、大会運営には「お金の問題がある。ここ2~3回は赤字が続いている状況です。大会運営の今後について、十分に検討したい。大きなTV局がスポンサーについてくれればいいのですが……」と話している。
ただし、ビーチバレー人気には期待も寄せているのもまた、事実だ。担当者は、こう話している。
「今年の観客数がかなり多かったこともあって、(大会自体は)かなり認知されてきたと思います。現場にいて感じたのは、これまでビーチバレーを見たことがなかった人が、随分と駆けつけてくれたことです。PR不足も感じました。来年はその辺りにも、力を入れていきたい考えです」