新型インフルエンザの国内感染拡大を受け、舛添要一厚生労働相は2009年8月19日、緊急記者会見を開いた。「本格的な流行が既に始まったと考えていい」と述べ、発症した場合のマスク着用や外出自粛など、感染防止策の徹底を呼びかけている。真夏の感染拡大に「ここまでとは予想していなかった」とし、9月から学校が再開されると「感染が急激に拡大する危険性がある」と指摘した。国立感染症研究所に8月3日から9日までに全国約5000医療機関から報告されたインフルエンザ患者数は1医療機関あたり「0.99」で、全国的な流行の指標である「1.00」に近づいている。