「老人党」と「若者党」 こうなれば分かりやすい
(インタビュー「若者を棄てない政治」第3回/フリーライター・赤木智弘さん)

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老人がためこんだ金をはきだし、若者に回せ

――経済状況が変わったのに、制度は旧態依然のままということですね。

赤木 子育てを支援するだけでなく、年金制度を維持するのであれば、若い人に対してちゃんとお金を渡すようにしないとだめですよ。逆にこれまでいろいろ恵まれてきた老齢世代の人たちは、これから資産を吐き出してもらわないといけない。でも、どの政党のマニフェストを見ても、若い世代に対してどういう立場であってほしいのかというビジョンがまったく見えてこない。

――既存政党はみな「老人政党」だ、という声もありますね。

赤木 どの政党も、基本的なベースは変えずにこれまで通りやりたいと思っている。「これまで通りの社会」というのは、若い人が搾取される社会です。それは自分たちの世代として、賛成しがたいんですよ。

――高齢者からは「昔、苦労したんだから、ご褒美があってもいいだろう」という反論もあると思いますが?

赤木 そう言う人たちって、だいたい家を建てたりするときにローンを使っているんですよね。ローンというのは、将来の給料を担保にして若いときにお金を使えるようにするものです。でも、いまの若い人は確実に給料が上がっていく保証がないので、ローンが組みにくい。ましてや非正規だったら非常に厳しい。そこが老齢世代と若い世代では全然違う。
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