政府の年金運用は間違い 全員に毎月8万円一律に配れ
(インタビュー「若者を棄てない政治」第2回/元ライブドア社長・堀江貴文さん)

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安倍元首相には「絶対にハートで負けない」と思っていた

――ところで、堀江さんは前回の衆院選に出馬しましたが、もし国会議員に当選したら、何をやりたかったんですか?

堀江 そもそも僕は、首相になろうと思っていたので……。首相になって、小さな政府であったり、国の借金を返して財政を再建したりという「小泉改革」で言われていたことをやろうと思っていたんですよ。官がやる必要がないものは全部、民営化しちゃえと。郵政民営化はもちろん、道路公団の民営化や政府系の金融機関の解体ですね。

――民間にできることはすべて民間に移して、政府をスリム化するということですか?

堀江 そうです。あと、それに連動した改革、たとえば年金制度の見直しとかです。政府が年金の運用をしていること自体が間違いだと思うので、いますぐやめて全部払い戻して、税方式にするべきだと思っていました。その後、ベーシックインカムという方式があるというのを知ったので、こっちのほうがより簡単だなと。

――そうすると、選挙に出たときに考えていたこととベーシックインカム論というのは、つながっているんですね。シンプルな政府を実現するという点で。

堀江 そうですね。選挙の前に自民党の次期総裁といわれていた安倍さんに会ったことがあって、「この人には絶対にハートで負けないぞ!」と思った。それで、首相になって改革を実行したいと思ったんですけどね……

※インタビュー第3回は、フリーライターの赤木智弘さんです。


堀江 貴文さん プロフィール
ほりえ たかふみ 1972年、福岡県生まれ。東大文学部在学中、ライブドアの前身となる「オン・ザ・エッヂ」を設立。ホームページ製作などを通じ急成長。04年、プロ野球球団旧近鉄バファローズの買収を表明し、一躍脚光を浴びる。06年、証券取引法違反の疑いで東京地検特捜部に逮捕され、07年には東京地裁で懲役2年6月の実刑判決を受けた。08年に東京高裁が控訴を棄却し、最高裁に上告中。自身のブログ「六本木で働いていた元社長のアメブロ」で活動中。近著に「徹底抗戦」「新・資本論」。09年9月には2ちゃんねる元管理人・ひろゆき氏との対談本「なんかヘンだよねぇ・・・」を発売予定。

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